Power Automate Desktop（PAD）でブラウザを操作する方法①

RPAの醍醐味はブラウザの操作を簡単に自動化できることです。基本的にブラウザ上で操作するものであればなんでも操作できるので、職場に導入されている独自の業務システムでもOKです。

今回はブラウザを操作して、ブラウザからデータを取り出していく方法を解説したいと思います。
政府統計の総合窓口（https://www.e-stat.go.jp/）を例に説明します。

① ブラウザを起動する

アクション「ブラウザー自動化」→「新しい○○を起動」
まずは起動するところからになります。ブラウザの種類で使用するアクションが変わってきます。

アクションの設定を解説してきます。

・新しいインスタンスを起動する
ブラウザを新しく起動します。URLで起動するブラウザを指定します。

・実行中のインスタンスに接続する
すでに開いているブラウザを操作する際に使います。
URL、タイトル、フォアグラウンドウィンドウで指定します。画像はタイトルで指定する場合です。

タイトル・URLはドロップダウンリストに現在開いているページが出てくるのでそこから選択して指定します。

アクション「ブラウザー自動化」→「Webブラウザーを閉じる」

アクション「ブラウザー自動化」→「Webフォーム入力」→「Webページのボンタを押す」
Webページ上に存在するボタンを押します。

UI要素の部分でボタンを指定していきます。「UI要素の追加」のボタンを押します。

UI要素ピッカーが起動します。
ブラウザ画面のボタンにマウスを持っていくと、赤く囲まれるので、その状態でCtrl+左クリックをするとUI要素を取得できます。

所得するとこのような下画面になります。

アクション「ブラウザー自動化」→「Webページ内のテキストフィールドに入力する」
ここでもＵＩ要素を取得していきます。取得方法はボタンの場合と同様です。
ここではそれに加えて入力するテキストも指定します。変数も可です。